中米パナマの元最高指導者で独裁者として知られたマヌエル・アントニオ・ノリエガ・モレノ氏(通称ノリエガ将軍)が2017年5月29日に死去した。83歳だった。各紙が報道した。
1983年、パナマ軍最高司令官に就任。元々はCIA(米中央情報局)協力者だったとされるが、リビアやキューバともつながり、隣国コロンビアの麻薬組織とも結びついて、パナマから米国へコカインなどを密輸。89年、米軍のパナマ侵攻で拘束され、麻薬密輸罪でマイアミで服役していた。
刑期を終えた後はパナマに戻っていたが、2017年3月に脳腫瘍の手術を受け、重体と報じられていた。