「インスタ中毒」で身も心もボロボロ タレントGENKINGは借金地獄に

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「いいね!」欲しくて投稿、おしゃれ投稿に背伸び

   ジャストシステムは2017年5月18日、「SNS利用による疲れやストレス」に関する実態調査結果を発表した。10代~50代の男女1005人に、フェイスブック、ツイッター、インスタグラム、LINEについて質問している。

   インスタについて、「『いいね!』をして欲しくて投稿することがある」との問いには「あてはまる」「ややあてはまる」合わせて35.5%だった。これはフェイスブック、ツイッターと比べて多い(ツイッターでの設問は「『いいね!』や『リツイート』をして欲しくて投稿することがある」)。なおLINEについては、同じ設問はなかった。また「『いいね!』をしてもらうかもしれないので投稿に気を遣う」は40.1%となった。

   インスタでストレスを感じることが「ある」「ときどきある」との回答は、31.3%だ。その理由の中で、「何か良い投稿をしなければと無理に背伸びをしてしまう」は26.2%。同じ選択内容でフェイスブックは19.4%、ツイッターでは18.5%だった(LINEについては、同じ設問なし)。なおインスタで「おしゃれな投稿をしなければと無理に背伸びをしてしまう」で30.8%と、選択肢13項目の中で回答が最も多かった。

   調査からは、インスタのユーザーは「いいね!」への欲求がより強く、そのために「おしゃれ写真」投稿に精を出す一方で、時に疲れを感じている様子が垣間見える。人気アイドルグループ、HKT48の指原莉乃さんは、16年6月7日放送の「今夜くらべてみました」(日本テレビ系)で、インスタのフォロワーについて「絶対気になる。メンバーのフォロワー数を常に更新して(チェックして)いる」と話した。トップアイドルですら、神経をとがらせているのだ。

   この番組には、一般人ながら「インスタのカリスマ」と言われる女性、MOYAさんが登場した。放送当時は都内で働く普通のOLだったが、インスタに写真を投稿するために、早朝から友人と集まって始業前におしゃれな朝食、1時間の昼休みに往復40分をかけて「満開の桜の下でのショット」を撮影、休暇には女性たちと旅行して水着や、時には背中から写した「トップレス」写真もいとわない。アプリを駆使して画像を加工し、美しい写真に仕上げる。本人は、「写真のために生きちゃっているところがある」とまで話した。現在、フォロワー数は9万6600人と芸能人並みだ。

   本人が無理を感じていない範囲で楽しんでいれば、趣味として問題はないだろう。だがGENKINGさんのように実生活が苦しくなるような影響が及んだとすれば、中毒と言われても仕方がない。

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