ミサイル着弾15分後に「警報 」「有事」にJアラートは機能するのか

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「ミサイルを発射したら、すぐ作動するようにできているわけではない」

   5月14日に発射されたミサイルはEEZ圏外に着弾。この日の会見では、菅義偉官房長官は

「今回の事案は、発射したミサイルが我が国に飛来する可能性がないと判断したためにJアラートなどは使用していない」

と述べていた。5月21日に発射されたミサイルも、着弾はEEZ圏外だった。翌5月22日の記者会見では、「Jアラート作動せず」などと報じられることについて、記者から

「内閣官房が情報を発信しないと判断してJアラートが作動しないということだと思う。『Jアラート作動せず』という表現は、受け取り方によっては本来作動すべきものが作動しなかったと誤解を与え、無用な不安感を与えるとの指摘がある」

と指摘し、菅氏も

「我が国に直接の危害がないから作動させないだけの話。『作動せず』という表現はおかしいのではないかと私は思う。ミサイルを発射したら、すぐ作動するようにできているわけではない。逆に混乱を生じるのではないか」

と応じていた。

   今回は久しぶりにEEZ圏内に着弾したが、5月29日に3回開かれた官房長官会見では、Jアラートは全く話題にのぼらず、前回3月6日のEEZ着弾の際も菅氏は

「必要な場合にはJアラートなども使用して適切に情報を伝達してまいります」

と述べるにとどめた。

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