葬儀会社の見解は?
などなど、お店の行動に理解を示す、あるいは「マナー違反」との見方を採る人が一定数いる一方で、
「お清め代わりにどこかの店に寄るのは普通でしょう。そんなすし屋に二度と行かなければ良い」
「それは初耳です。私なんか、通夜の帰り、喪服のまま寿司屋に行ったり、焼き鳥屋に行ったものですよ」
「行きつけの複数の居酒屋(個人営業、チェーン店含む)とレストラン、中華料理店、そば屋、すし屋に訊いてみた。『喪服はご遠慮』を言ったお店は無かった。『喪服であろうと全くかまわない』とのこと。なんか『訪問先で出されたお茶は飲まないのがマナー』と同様な感じがしてきた」
など「別に構わない」「むしろ当たり前なのでは」派も多い。数で言うと、こちらがやや優勢のようだ。
各種Q&Aサイトなどでも、同じような議論はたびたび繰り返されている。たとえばYahoo!知恵袋の2012年の投稿では、ファミリーレストランで葬儀帰りのグループに遭遇したという投稿者が、「嫌な気分になりました」と書き込み、やはり賛否両論が寄せられた。
「小さなお葬式」ブランドで葬儀ビジネスを展開する、ユニクエスト・オンライン(大阪市)に尋ねてみると、「特に問題ありません」との答えが返ってきた。
「冠婚葬祭でしか会えない方もいますし、(葬儀の後に飲食店に立ち寄ることは)そうした方とお話する良い機会になるのではないでしょうか。最近では、葬儀を縮小、簡略化することも多く、『通夜ぶるまい』などの代替としての役割も果たしています」
お互いに、あまり気にしないのが一番のようだ。