自転車シェアリングは一気に普及するか 中国ではIT後押し、東京も実証実験

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東京はカードで支払い

 

   日本では、自転車シェアリングがどこまで普及しているだろうか。東京都は千代田区や港区など都内6区での広域実験を行っている。「ポート」と呼ばれる駐輪場で、有料での貸し出しと返却ができる。

 

   最初にパソコンやスマホで会員登録をする。支払いもキャッシュレスだ。ただし、中国のモバイクが現地で普及している「アリペイ」などのオンライン決済サービスを使うのに対して、「東京版」は「おサイフケータイ」を経由してのクレジットカードか、「Suica」に代表される交通系ICカードによる支払いになる。

 

   自転車を借りる際、自転車の操作パネルにスマホやICカードをかざして開錠する。2017年1月23日から、返却は6区にあるどのポートでもできるようになった。ただし自身で施錠しなければならない。料金プランは、1回だけの使用だと最初の30分で150円、その後30分ごとに100円の超過料金がかかる。ほかに、月額2000円払えばその月は何度利用しても最初の30分に限り「無料」となるプランもある。この2つはクレジットカード払いだ。一方、1日乗り放題で1500円のプランは、ICカードによる支払いも選択できる。

 

   J-CASTニュース編集部の近くにも、ポートが数か所ある。週末の5月27日午後に行ってみると、1か所は自転車が並んでいたが、別のポートはすべて出払っていた。

 

   東京以外では、横浜市が「ベイバイク」という名称で自転車シェアリングサービスを展開。大阪府も、大阪市や門真市で同様のサービスを行う「ハブチャリ」がある。都市部で徐々に拡大してきた。

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