明治は2017年5月25日、スナック菓子「カール」の販売地域縮小と、一部商品の販売終了を発表した。8月生産分をもって、全国販売されている「チーズあじ」と「うすあじ」が関西地域(滋賀県、京都府、奈良県、和歌山県)以西のみでの販売になり、「カレーあじ」などが販売終了となる。
J-CASTニュースの姉妹サイト「Jタウンネット」は14年9月、「カールの味といえば?」をテーマに、読者アンケートを行った。販売終了をきっかけに、この調査結果が、ふたたび注目されている。
「もう東日本では買えないなんて」
Jタウンネットの調査は2014年9月9日から29日まで実施し、全国から837票が集まった。100以上ある歴代の「カール」から、12種類を選択肢としてピックアップしたが、「チーズ」「うすあじ」「カレー」の3つだけで全体の99.5%を占めた。内訳は、チーズ45.0%、うすあじ35.0%、カレー19.5%となる。
地域別に見てみると、北海道、東北、関東、甲信越北陸、東海は「チーズ」、関西、中国、四国、九州・沖縄は「うすあじ」が優勢。くっきり東西が分かれる形になった。また、東北地方のように「カレー」(28.6%)が「うすあじ」(14.3%)を上回る地域もあった。
この2年半前に掲載した記事が、販売縮小とともに再び注目をあびている。ツイッターでは、全国から反応が出ている。「うすあじ圏」の西日本からは、
「やっぱ関西はうすあじだよな~でもチーズも好き」
「へぇ、東日本はチーズなんだ...全国的にうすあじだと思ってた。うどんの汁と一緒で土地によって違うのね」
「そういえば子供の頃はもっぱらうすあじばかり食べてた。 チーズやカレーは小学生の頃はほとんど食べなかった記憶がある。(兵庫出身)」
といった反応が。一方、これから入手困難になる「チーズ圏」の東日本からは、
「えっ? カールはチーズ味しかないでしょ。 と思った自分は札幌出身。ダントツだな」
「もし選ぶとしたらカレー味なのは、私が秋田県出身だからか?(笑)」
といった反応のほか、「チーズ一択だし、もう東日本では買えないなんて(泣)」との嘆きも出ている。