文書暴露の前文科次官にスキャンダル 「読売が特報」は偶然か

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「大臣のもとで調査して確認できなかったから『ない』」

   同日午後の会見でも、

「怪文書という認識に変わりはないのか」

と問われて

「出所不明で信ぴょう性も定かでない文書である、それにはまったく変わりない」

と断言。文科省が文書の存在を「確認できなかった」とした調査では、共有フォルダのファイルを調査したり関係者にヒヤリングを行ったりしたが、PC内部を調べることまではしていない。こういった調査で「なかった」と断言するのはおかしいと指摘する記者もいたが、菅氏は

「文部省(原文ママ)で大臣のもとで調査をした。その結果確認できなかったから『ない』ということ。それに尽きる」

と主張した。

   5月22日には、前川氏をめぐる「珍しい」記事も掲載された。読売新聞朝刊に「前川前次官 出会い系バー通い」という見出しで、前川氏について

「在職中、売春や援助交際の交渉の場になっている東京都新宿区歌舞伎町の出会い系バーに、頻繁に出入りしていたことが関係者への取材でわかった。教育行政のトップとして不適切な行動に対し、批判が上がりそうだ」

などと報じられたのだ。

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