「ただし、一自衛官として申し上げるならば」...
河野氏は、自衛隊の役割の拡大については「政治の決定によるものなので、これについては私からお答えするのは不適当」だとしてコメントを避けた。安倍氏の改憲論については、
「憲法というのは非常に高度な政治問題なので、統幕長という立場から申し上げるのは適当ではないと思っている」
と前置きしながら、
「ただし、一自衛官として申し上げるならば、自衛隊というものの根拠規定が憲法に明記をされるということであれば、されることになれば、非常にありがたいなあとは思います」
と述べた。
自衛隊法は第61条で、隊員が選挙権の行使以外の政治的行為を行ったり、選挙に立候補したり、政党や政治団体の役員に就任したりすることができないと定めている。