野田氏、お化けは「見たことがないから、いないと思う」
5月22日の民進党の野田佳彦幹事長(前首相)の定例会見では、記者から
「これだけミサイルが飛んでくるとき、基本的に総理の居所というのは支障がない限り公邸にいるというのが私は当たり前だと思う。総理経験者として、首相公邸というのはお化けが出たり飯がまずかったり、支障がある場所なのか」
と、政府側の答弁を疑問視する声が出た。野田氏は、お化けについては
「見たことがないから、いないと思う」
としながら、
「何よりも危機管理上は、公邸に住むというのが鉄則なのではないか。そのために職住近接、歩いて0分にしている」
「(危機管理上)ありえないことをずっとやって、国民には危機感を煽るというやり方はきわめて疑問だと思う。私邸ではなく公邸に住むべきだと思う」
と話した。野田氏は首相在任中、公邸に住んでいた。
菅義偉官房長官は同日夕方の会見で、野田氏の発言については「承知していない」としながら、一般論として
「平素から官邸と総理、官房長官、この緊急事態発生時の連絡手段に万全を期し、いかなるときにおいても報告連絡を受けられる体制を整えている。大切なことというのは、危機に際してリーダーが適時適切な判断を行え、事態のマネージができるかであって、どこに所在するかではない」
などと野上副長官と同様の答弁を繰り返した。