1971年に過激派のデモで警察官1人が死亡した「渋谷暴動事件」で、殺人容疑で指名手配されている中核派の活動家・大坂正明容疑者(67)とみられる男が、別の事件で大阪府警に逮捕されていることを、2017年5月23日までに各メディアが報じた。
報道によると、府警は5月18日、兵庫県内のホテルに偽名を使って宿泊した事件について中核派の関係先である広島県の集合住宅を捜索し、活動家の男を有印私文書偽造・有印私文書偽造行使などの容疑で逮捕した。この際、捜査員に体当たりしたとして、同じ場所にいた男を公務執行妨害容疑で現行犯逮捕したところ、男の顔や身体的な特徴が大坂容疑者に似ていたという。府警はDNA鑑定などで、身元の確認を進める。