塩分摂取源のワン・ツーはカップと袋の即席麺 「減塩の日」で調査 

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世界の"制限"はさらに厳しく

   塩分の摂取が過ぎると高血圧の原因となることはよく知られている。体内の塩分が高まると血液の浸透圧を一定に保つため血液中の水分が増え、その結果として体内をめぐる血液量も増え、血管にかかる抵抗が高まり血圧が上がるという。高血圧を放っておくと動脈硬化により、脳卒中や心筋梗塞、腎臓病の原因になる。

   日本高血圧学会では、血圧が正常な人に対して、高血圧予防のため食塩の摂取量を厚労省の目標値より低い「1日6グラム未満」にするよう勧めている。カップ麺を食べると、残る許容量はわずかだ。

   塩分の摂取過多はまた、近年その症状を訴える人が増えているという「夜間頻尿」との関係がとりざたされている。塩分を減らすことで改善するという報告もあるという。

   減塩の動きは始まってから久しいが、その過程で国立循環病研究センターでは14年11月から、市販食品を対象に「かるしお認定制度」をスタート。「他の食品に比べて100グラム(液状の場合100ミリリットル)あたりナトリウムが120ミリグラム以上減少していること」を条件に認定し、かるしおブランドのロゴマークをつけて販売できる。認定を受けたカップ麺も数種類ある。

   高血圧系の疾患は日本ばかりでなく世界の国々で問題だ。世界保健機関(WHO)は、世界中の人の食塩摂取目標を1日5.0グラムと、日本高血圧学会のすすめる摂取量より低い。米心臓学会が推奨するのは3.8~6.0グラム。

   健康面だけでなく、むくみ、肌荒れなど美を意識する女性にとっても気になる点だ。

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