秋篠宮家の長女・眞子さま(25)との婚約が報じられた小室圭さん(25)が、「パラリーガル」として法律事務所に勤めていると明かした。あまり知られていない仕事だが、弁護士にとっては「車の両輪」となる存在だという。
パラリーガルは実際どのような業務を行い、一日をどう過ごしているのか。東京都内で勤務する、あるパラリーガルにJ-CASTニュースが詳しく話を聞いた。
法律・判例調査に、契約書の作成準備まで
小室さんは2017年5月17日、東京都内の法律事務所が入るビルで報道陣の取材に応じた。そこで仕事内容について問われると「こちらの法律事務所では『パラリーガル』として、いろいろな法律の事務のお仕事に携わらせていただいております」と答えていた。詳細については言及がなかったが、聞き慣れない言葉だったためにツイッター上でも注目が集まっていた。
近年はテレビドラマ「99.9 刑事専門弁護士」(フジテレビ系、16年10月~12月)や「グッドパートナー 無敵の弁護士」(テレビ朝日系、16年4月~6月)などでも弁護士を支える立場として登場していたパラリーガル。ギリシャ語が語源の英語の「パラ(para-)」という単語には「準~」「補助的な~」といった意味があり、弁護士の指導・監督のもと法律事務を行い、弁護士をサポートするのが大きな役割だ。
基本的に法律事務所に所属しているが、弁護士のような国家資格が必要なわけではない。ただ、法律や判例の調査、企業法務に関する調査や文書作成、契約書の作成準備などを行うため、法律に関する専門性が要求される。法曹(裁判官、検察官、弁護士)を目指しながら勤める人もいる。
J-CASTニュースの取材に答えた弁護士法人・響(本所・東京都港区)所属のあるパラリーガルは、その仕事をする上で意識していることをこう語る。
「ご依頼者様にも弁護士にも事務所内の同僚に対してもそうですが、相手が何を思っているのか、常に相手の目線になって何事も取り組むことを意識して仕事をしています。そして、ご依頼者様にとって何が最善かを考えて仕事をし、弁護士が事件解決に向けてスムーズに取り組めるよう気を配っています」