ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏(44)がプロデュースするというアイドルの募集サイトに盗用が発覚し、サイトの運営者が謝罪に追い込まれた。堀江氏は、プロデュースについて、頼まれただけだと説明している。
「堀江貴文氏プロデュースのアイドルサイトが弊社サイトとデザインが酷似どころかソースまで一緒です」。こう2017年5月21日にツイッター上で訴えたのは、星座をモチーフにしたアイドルグループ「星座百景」の公式ツイッターだ。
アイドルグループ「星座百景」サイトに酷似
「堀江貴文氏プロデュース」をうたっていたサイトは5月20日、この夏にデビューする「新規アイドルグループ」の初期メンバーを募集してオーディションを行うと告知した。サイトの運営者は、堀江氏のオンラインサロン「堀江貴文イノベーション大学校」の有志で結成した団体「ゼロ アイドルプロジェクト」だ。堀江氏も、「こんなんやるみたい」とつぶやき、募集開始についてリツイートしていた。
ところが、星座百景のブログやツイッターによると、このサイトは、星座百景のアイドルオーディションサイトと酷似していた。ブログなどでは、両者を比較する写真も載せており、それを見ると、確かに、レイアウトがそっくりなほか、文章も多くの部分で同じだった。さらに、ソースコードについても、星座百景の運営会社のドメインがいくつも使用されていた。
堀江氏側からは、使用許可などの申請はなかったというが、プロデューサーとして堀江氏が知らなかったでは通らないと指摘している。そのうえ、事情を説明するよう堀江氏に求めている。
これに対し、「堀江貴文氏プロデュース」のサイトは、21日のうちに削除され、ゼロ アイドルプロジェクトの運営責任者名でお詫び文がアップされた。
そこでは、星座百景側からサイト酷似の指摘を受けて調べた結果、「当ホームページの制作において、星座百景様のウェブサイトの内容から盗用・剽窃していた事実が判明致しました」と認めた。ただ、「総合プロデューサーである堀江貴文は、サイトの剽窃に何ら関与しておりません。また、サイトの発注及び管理には一切関与しておりません」と釈明している。