がん患者ヤジの大西議員も「魔の2回生」 謝罪すれども撤回せずのグダグダ会見

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「喫煙可能な店では働かなくていい」という趣旨

   しかし、全国がん患者団体連合会(全がん連)が18日に抗議声明を発表するなど、波紋は拡大を続け、大西議員は21日夜、自らのサイトで、受動喫煙対策について自らの持論を長文で記すとともに、

「はっきりと申し上げられることは、『(がん患者は)働かなければいい』という趣旨で発言を私は行っておらず、仮に三原議員がそのように受け取られたとしても、私自身がそういう趣旨で行った発言ではないことはその後すぐに『そういうことは言ってないでしょ』と反論していることからも明らかです。これは音声でも確認されていることです」

と訴えた。そして、新聞・テレビなどが追及を強める中で、22日午後、ついに会見を開き、がん患者などへの謝罪を余儀なくされた。

   大西議員は「釈明」として、

「『働かなくてもいいのではないか』との趣旨で発言をしたという風にとらえられておりますけれど、それはあくまで、ごくごく少数の、喫煙可能の店でのことについてであります」

という趣旨だったことを主張。発言そのものについては「撤回しない」とした。

   大西議員の発言については、各方面から批判が続いている。

   22日の「とくダネ!」(フジテレビ系)でキャスターの小倉智昭さんは、「なんなんですかね、これ。どんな言い訳をしても通用しないでしょ」と呆れた。同じ日の「バイキング」(フジ系)でも俳優の坂上忍さんが、「こういう方が出てきてしまうと、僕ら喫煙者にとってもいい迷惑なので。ほんと黙っててほしいんですよね」と厳しく批判した。

   やはり22日、民進党の野田佳彦幹事長は、定例会見で記者からの質問に答え「ひどすぎるとしか言いようがありません。議員失格というより、人間失格だと思います」と断じた。なお野田幹事長は、長年の愛煙家として知られている。

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