大人用の薬を子どもに与えない
もちろんデータ上で判断できないからコデインの服用に問題がないわけではない。12歳未満の子どもでは副作用リスクが高い可能性はあるのは事実だ。MID-NETのデータは医療機関で処方された医薬品で、市販品を含めたリスクは不明。前述の技官も「市販品でも約600品目でコデインの含有が確認されており、服用にあたって注意は必要」としている。
小児用の咳止めシロップなどはコデインを含まないものが増えつつあるが、一部の商品ではまだ使用されている。また大人用の咳止めや総合風邪薬にはコデインを含むものが多く、量を減らして12歳以下の子どもに与えるといった使い方も危険だ。