2017年5月19日(現地時間)に投票が行われたイランの大統領選で、穏健派で現職のロウハニ大統領(68)が再選を果たした。イラン内務省が20日に発表した。
大統領選には4人が立候補していたが、核開発に関する欧米との合意で制裁解除を実現してきた保守穏健派のロウハニ大統領と、反米を強調する保守強硬派ライシ前検事総長(56)との事実上の一騎打ちとなっていた。
内務省の発表によると、ロウハニ大統領は約57%を得票。一方でライシ師は約38%に留まり、ロウハニ大統領の再選となった。
これを受けて安倍晋三首相は20日、
「この度の勝利は、閣下の掲げる国際協調路線への信任です」
「閣下が今後も中東の平和と繁栄に向けて、建設的な役割を果たされることを期待します」
などとするロウハニ大統領宛ての祝辞を発表した。