元SMAPの木村拓哉さん(44)が「第70回カンヌ国際映画祭」のレッドカーペットで見せた振る舞いが、国内のインターネット上で「ドン引き」などと不興をかっている。
問題視されたのは、木村さんが女優の杉咲花さん(19)を「エスコート」せずに、ポケットに手を突っ込みながら階段を先にのぼっていく姿だ。この日の杉咲さんは着物姿。両手で着物の裾をつまみ、いかにも歩き辛そうな様子だったが......。
約13年ぶり2度目のカンヌ
木村さんは主演映画「無限の住人」(三池崇史監督)がアウト・オブ・コンペティション部門に選出されたことで、約13年ぶりにカンヌ映画祭に参加。現地2017年5月18日夜には、自身2度目となるレッドカーペットイベントに臨んだ。
日本から駆け付けたファンも多く、黄色い歓声が飛び交う中でレッドカーペットに登場した木村さん。オールバックの髪型にタキシード、黒い蝶ネクタイといったフォーマルな格好で、にこやかな表情でファンの声援に応えていた。
この日、木村さんと一緒に参加したのは三池監督と、作品のヒロインを務めた杉咲さん。3人はメディアのインタビューや写真撮影に応じながら、赤じゅうたんが敷かれた会場を進んでいった。
「事件」が起きたのは、3人の歩みが階段に差し掛かった場面だった。着物姿の杉咲さんが足のすそを両手でつまみ、歩き辛そうに一段一段ゆっくりと階段をのぼる中で、木村さんがスタスタと先へ進んでいったのだ。
結局、木村さんは三池監督と雑談を交わしながら、杉咲さんの方を一度も振り返ることなく全24段の階段をのぼり切った。ちなみにその間、木村さんは左手をズボンのポケットに突っ込んだまま。さらには、杉咲さんが2人に追いつくため、少し焦った様子で足を進める場面もあった。
「流石のキムタクも緊張してしまった」?
こうした木村さんの振る舞いに、カンヌ映画祭のYouTube中継を見ていた国内のネットユーザーからは批判的な声が相次いだ。ツイッターには、
「ポケットに手を突っ込みエスコートもせず先を歩く。相変わらず自己中だな」
「キムタクと監督のレディファーストをしない動作が凄く気になってしまった」
「エスコートもせず女性放ったらかしでポケットに手突っ込んだままひとり飄々と階段登るキムタク、ダサさ極まってる」
「いくら素敵な人でもドン引きする」
といった書き込みが相次いでいる。
ただ一方で、今回は木村さんが緊張していたためエスコートすることを忘れてしまったのではないか、などとして、
「流石のキムタクも緊張してしまった模様」
「カンヌはキムタクでもそんな風に舞い上がってしまう、すごい場所なんだな」
と理解を示すような意見も出ていた。
なお、カンヌ国際映画祭の公式YouTubeチャンネルでは20日11時時点で、「無限の住人」を含む8作品のレッドカーペットイベントの模様をおさめた動画が公開されている。J-CASTニュース編集部がその8本の動画を確認したところ、ドレスを着た女優に歩調を合わせず、男性陣がレッドカーペットが敷かれた階段を先にのぼっていったのは、今回の木村さんと三池監督だけだった。