県境に「凄く興奮」 マニアがしびれる「変な形」

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テーブル横に案内標識、県境に2つの賽銭箱...

   「県境マニア」は、石井裕さん(37)が2009年に書いた本「県境マニア!日本全国びっくり珍スポットの旅」などを通じて脚光を浴び、ネット上でも、愛好者らの間で様々なスポットについての情報交換が行われるようになってきた。

   その結果、ユニークな県境が次々に発掘されている。群馬県と長野県の県境にある飲食店では、店内のテーブルの横に案内標識を立てている、両県の県境にある神社には、群馬と長野で計2つの賽銭箱が置かれている、といったものだ。

   番組に出演した西村まさゆきさんは17年5月18日、J-CASTニュースに取材に対し、県境の魅力をこう語った。

「もともと地図を見るのが好きで、変な形の県境を地図で探し当てて、行ってみることが楽しみになりました。車はないんですが、電車で行くのもなかなかいいですよ。さらに、変な形になるには、歴史的な経緯があったりして、原因を突き止める面白さもあるんですね」

   例えば、新潟と山形の県境に福島が細長く入り込んでいるところがあり、歴史を調べると、廃藩置県以来の県同士のトラブルで福島の土地が認められた経緯があるという。この県境は、愛好者の間では「盲腸県境」と呼ばれているそうだ。

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