県境に「凄く興奮」 マニアがしびれる「変な形」

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   山登りやドライブで「県境」の案内標識に、突然遭遇することがある。そんな瞬間に魅了された愛好者らが、同人誌を作ったり、散策グループを作ったりして、メディアなどで注目を集めている。

「私も県境が好きなので、凄く興奮しました」「どんな形であっても境界線には萌えるね~」「県境マニアたのしそう」
  • 関門トンネル人道にある県境
    関門トンネル人道にある県境
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テレ東のバラエティ番組でも特集

   テレビ東京で2017年5月14日夕に放送されたバラエティ番組「車あるんですけど...?」で、「県境マニア」の活動が紹介されると、ツイッター上ではこんな反響があった。

   車がなくて不便に思う人に1日車を貸してその様子を追うのが、番組の趣旨だ。今回は、県境が好きという40代の男女3人に車を貸し、行きたいスポットまでドライブしてもらうことになった。

   「これを曲がった所で、見えました!」。長野県に車が入ると、「うわぁ~」「わぉ~」と運転席などから声が上がる。道路わきに軽井沢町の案内標識があり、ノリノリの3人からは、「6県(ロッケン)ロール!」といったジョークまで飛び出した。

   番組によると、3人とも、それぞれのやり方で県境を楽しんでいる。

   イラストレーターの田仕雅淑さん(45)は、県境を紹介する同人誌を出している。その同人誌を見ると、写真ではなく、すべてイラストで精巧に県境の様子を描いていた。フリーライターの西村まさゆきさん(41)は、「変な形になっている所」を探していくのが好きだと言う。記事を書いているニュースサイト「デイリーポータルZ」でも、紹介しているそうだ。会社員の加藤千穂さん(44)は、境目が好きな人たちが集まる「境界協会」のメンバーとして、集団で県境まで歩く活動をしていると話していた。

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