経産省若手の提言「ヤバイ感がすごい」 「2度目の見逃し三振は許されない」

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「官僚たちの夏は終わっていなかったのか」

   一方で、現実は「『昭和の標準モデル』を前提に作られた制度と、それを当然と思いがちな価値観が絡み合い、変革が進まない」とし、「多様な生き方をしようとする個人の選択を歪めているのではないか」と訴える。こうした問題の背景として「みんなの人生にあてはまり、みんなに共感してもらえる『共通の目標』を政府が示すことは難しくなっている」などと政府に対しても厳しい評価をしている。

   これからは「団塊の世代」が75歳を迎える2025年を目処に新たな社会を作り上げる必要性を説き「逆算すると、この数年が勝負」とする。同時に、おおよそ1970年代生まれの「団塊ジュニア」を対象に「効果的な少子化対策を行う必要があった」が「今や彼らはすでに40歳を超えており、対策が後手に回りつつある」と遅れを指摘。同じことを繰り返せない旨を「2度目の見逃し三振はもう許されない」と表現している。

   こうした独特のフレーズや物言う姿勢は、ツイッター上でも大きな注目が集まり、

「経産省のpdfから伝わる鬼のような緊迫感」
「資料の『なんとかしないとヤバい感』がすごい」

といった投稿が相次ぎ、19日夕現在、リツイートや「いいね」が3万件に達する投稿もある。

   また、中には、経産省の前身・通商産業省の官僚が既得権益にとらわれず国の発展に尽力する姿を描いた城山三郎の小説『官僚たちの夏』を想起するユーザーもいて、

「官僚たちの夏は終わっていなかったのか」
「通産官僚たちの夏が、この夏再び到来するのか!?」
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