「アクセス殺到で、認証されにくくなった」
通常のアプリ認証は、SMSの送信ではなく、受信を通じて行うケースが多いとされる。しかし、ローチケの場合は、送信を通じて行い、それも国際電話を使ったものとなっている。国際SMS送信は1通送るのに、NTTドコモで50円、auやソフトバンクで100円だ。利用者の中には、なかなか認証されずに何度も送信ボタンを押したために、多額の料金請求が来たケースがあるようだ。ツイッターなどでトラブルの報告が出ても、数日間は国際SMS送信であることを伝える赤字の注意書きはなかったとの情報もある。
ローチケを運営するローソンHMVエンタテイメントは5月19日夕、ホームページ上で今回の騒ぎについてお詫びを載せた。そこでは、11~13日にかけて、SMS送信のアクセスが殺到して、認証されにくい状態になったと説明し、送信1回以外にかかった費用については、利用者に返金対応をすることを明らかにした。
なぜ国際SMS送信を認証に使ったかについては、ローソンHMVエンタテイメントの広報担当者は、「システムの設計に関わることですので、情報の開示を控えさせて下さい」とJ-CASTニュースの取材に答えた。赤字の注意書きについては、電話番号を認証できるようになった13日深夜から載せているという。