「妻が嫌がった場合、風俗も解決法の1つか」
田原氏「ちょっと待った! さっき2か月に1度行くと言ったけど、何やってるの? ホントは」
宋さん「(困ったような表情で)それは、1人1人違うでしょうが......。添い寝で満足する方もいれば、お話だけで満足する方もいるし、性的な普通のサービスをする方もいるでしょうし......」
田原氏「(うんうんとうなずき)ナルホドね」
この脱線で時間がオーバーしたようだ。もう一人のMC、鎌倉アナが進行を正常に戻した。
鎌倉アナ「お話が進んでおりますけれど、男女の性のギャップについて番組では悩む妻から切実な声が届いております」
スタジオのボードには「日本の男はセックスをし続けることが優れたことだと思っている」「63歳の夫から週に1回求められるのが辛い」といった妻たちの悲鳴が次々と写し出された。 医師の立場から宋さんが、更年期の女性には性交痛が多いこと、性ホルモンが分泌されなくなるため、性欲がほとんどなくなることを説明した。
宋さん「なので、夫の性欲を受け止められない奥さんがいるということを男性は理解してあげないと。夫婦間で一致しない場合、いろいろな解決策を......」
すると、再び「田原節」が炸裂した。
田原氏「夫はどうすればいい! 妻が嫌がった場合?」
宋さん「ひとつまあ、存在するものとして風俗産業があるし、あとは......」
田原氏「(宋さんに詰め寄り)風俗産業、賛成ですか?」
宋さん「(困った顔で)まあ、従事する女性の問題もあるのですが、解決法の1つになっている現実はあると思います」
田原氏「(大いにうなずき)ナルホド。さっきね、2か月に1度行くと言ってましたものね」
田原氏は、風俗店に2か月に1度行く男性のことがよほど気になる様子。ここで、話題を本題に戻そうと、武田アナが割って入った。
武田アナ「そういった性の悩みをなかなか夫婦や家族で話し合えないところに問題があるのです」
田原氏「(武田アナに指を突き出し)なんで語り合えないの? あなた、奥さんとセックス語ってる?」
武田アナ「(ちょっと泣きそうな顔に)語ってないですよ、ホントに」
田原氏「(大声で)ダメだよ! それじゃ!」
宋さんが、「まあまあ」とばかりに田原氏のひざをポンポン叩く。
武田アナ「(頭を下げて)頑張ります」
ここで、再びMCの鎌倉アナが進行役に。この段階でかなり時間が押したのか、高齢者の性に寛大な外国のケースとして、米ニューヨークの老人ホームが紹介されたが、わずか10秒で終わった。施設の写真と「老人ホームでは性感染症を防ぐため入居者に避妊具を配り、施設内で自由にセックスができるように配慮しています」というナレーションが流れただけだ。