小池知事、「決断できない」批判にブチ切れ 「これほど決めてきた知事はいない!」

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   「これほど決めてきた知事はいないんじゃないでしょうか!」――。

   東京都の小池百合子知事が2017年5月19日の定例会見で、一部から出ている「決断できない知事」との批判を一喝した。豊洲移転を決めた「前任者」への皮肉も織り交ぜつつ、自らへの批判に真っ向から反論した。

  • 小池知事が机を「ドン!」(画像は16年10月撮影)
    小池知事が机を「ドン!」(画像は16年10月撮影)
  • 小池知事が両手で机を叩く瞬間(画像は東京都ホームページの中継動画より)
    小池知事が両手で机を叩く瞬間(画像は東京都ホームページの中継動画より)
  • 小池知事が机を「ドン!」(画像は16年10月撮影)
  • 小池知事が両手で机を叩く瞬間(画像は東京都ホームページの中継動画より)

記者会見で机をドン!

   いまだに結論が出ない築地市場の豊洲移転問題に、2020年東京五輪・パラリンピックの費用負担をめぐるドタバタ。こうした点を引き合いに、小池氏を「決断できない知事」だと批判する動きが、都議会自民党の所属議員を中心に広がっていた。

   5月19日の定例会見で小池氏は、記者から「決断できない」との批判についてどう感じるかと問われると、

「これほど決めてきた知事はいないんじゃないでしょうか!自らのことを決め、そしてスパンと決められるものは決めてきた」

と机を両手でドンと叩きながら一喝。続けて、「例えば豊洲の問題などは中途半端に決めたから私は立ち止まった」として、

「早く早くと言っている人たちは、何か都合が悪い人たちなんじゃないかと思います。もちろん早いに越したことはありませんが、拙速という言葉もございますので」

と皮肉っぽく述べた。

   その上で、「余計なことかもしれませんが...」として、都が新しい視察船として約20億円の豪華クルーザーを発注したことに批判が出ている点にも言及。「改めて見直しをしている最中です」と明かした上で、

「(視察船は)セレブばかりが乗る船だという風に喧伝されているけれども、都民も毎年1万2000人乗っています。それで、(今回の批判を受けて)あの船に乗りたいという人が殺到していまして、むしろ、クローズアップされているんです」

と笑っていた。

   なお、今回の小池氏の「反論」について、ツイッターやネット掲示板では、

「えええ? 『自らのことも決め?』 離党できずにいるのに?」
「お言葉ですが。。。。。。。。なにを、決めたのかな?」

といった意見が出ている一方で、

「じゃあ決められる知事って誰?メディアが勝手に結論を急かしてるだけじゃない?」

といった反応も見られる。

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