ベルギーリーグ、KAAヘントの日本代表FW久保裕也の勢いが止まらない。今季3度目の3戦連発弾をあげ、加入後の16試合で11ゴールと驚異的なペースでゴールを決め続けている。
そんな久保はヘントに加入して半年足らずだが、クラブMVPを決めるサポーター投票で2位に入った。
GKからのフィードをダイレクトヒールパス
ヘントは2017年5月18日、優勝決定プレーオフでズルテ・ワレヘムと対戦。4-2-3-1のトップ下でフル出場した久保は1ゴール2アシストと躍動した。
2対0で迎えた後半14分、中央でボールを受けた久保が、右サイドに走り込んだカルにパスを送ると豪快にシュートをたたき込んだ。直後の後半16分には、GKカリニッチのフィードを、センターサークル内にいた久保がダイレクトのヒールパスで鮮やかにクリバリーへ。裏に抜け出して冷静にゴールを決めた。
その後、4対1となった後半38分、左サイドからのカルのスルーパスに、久保が裏へ飛び出すと、相手GKの動きを冷静に見極めてゴール右隅へ流し込んだ。終了間際に1点返されたものの、ヘントは5対2で勝利した。UEFAチャンピオンズリーグ出場権を得られる2位以内入りに望みをつないでいる。
半期だけで2位に入る得票数
シーズン折り返しに差しかかる1月26日にクラブに加入した久保だが、16試合に出場して11ゴール、3度の3戦連続ゴールを含み、コンスタントに得点を重ねている。
その活躍ぶりはサポーターからも大きな支持を得た。ヘントは公式サイト上で実施していたクラブのシーズンMVP投票の結果を18日に発表し、1位のカリニッチ(1106票)に次ぐ2位(977票)に輝いた。投票は前半期と後半期の2度に分けて行われ、その合計でランキングが決まるが、1月に加入した久保は前半期の得票がゼロ。後半期だけで存在感を示し、多くの支持を得た。