中央線快速、阿佐ヶ谷駅で人身事故 その瞬間、列車に乗り合わせていた記者は...

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空調が切れ、窓を開けるようアナウンスが...

   薄暗い車内では、空調も切られてしまったようだ。東京はこの時間、外気温は25度前後。車内はなおさら蒸し暑い。ほどなく、窓をあけるよう呼び掛ける車内アナウンスがあった。並走する各駅停車は、すでに運転再開している。出口へ向かう列と、その向こうを走り抜ける各駅停車をながめながら、長い行列にやや疲れ、シートに腰かけた。

   10両編成の列車から、行列が消えたのは10時2分ごろ。記者も先頭車両に向かうことにした。ホームに係る車両には、ところどころに駅員と警官、消防署員が。3号車では、ホームと反対側のドアも開けられ、懸命な「救出活動」が行われていた。

   そして1号車。「立入禁止 KEEP OUT」と書かれた黄色いテープをくぐり、ホームに降り立つ。改札側からホームには立ち入れないようで、階段や上りエスカレーターは、テープでふさがれていた。改札を出ると、阿佐ヶ谷駅の北口、南口の両方に、救急車と消防車が待機していた。

   記者は600メールほど離れた東京メトロ丸ノ内線の南阿佐ヶ谷駅まで歩いて会社に向かった。その後、中央線快速は10時42分ごろ、運転を再開した。その直後に阿佐ヶ谷駅を通ったという、別の記者によると、その時点でもホームの先端には10数人の警官らがいたという。

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