ゲーム内で分身キャラが「デモ行進」 「ECOは終わってほしくない」

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「クラウドファンディングをして、継続依頼か買収したい」

   このように、多くのユーザーが終了を強く惜しむECOをめぐっては、「何とかしてゲームを存続したい」という動きも出ている。その筆頭に立つのが、元ゲーム会社代表で現在は芸能プロダクション「Tinker Thinks Entertainment」の代表を務める峰岡良治さんだ。

   峰岡さんは5月16日のツイッターで、「ユーザー皆でクラウドファンディングをして、継続依頼か買収したい」とECOの継続に向けて活動することを宣言。運営のガンホーに対し、メールを通じて交渉の場を設けて欲しいと連絡を取ったという。

   なぜ、峰岡さんはECOの継続を望むのか。J-CASTニュースが18日、本人に直接話を聞くと、

「恩返しがしたいんです。私はたぶん、ECOがなかったら自殺していましたから」

と話す。峰岡さんはゲーム会社を経営していた2007年頃にうつ病となり、3年ほど自分の部屋から外に出られない時期があったという。

   そうした時期に峰岡さんの「支え」となったのがECOだった。

「ECOはお互いのプレーヤーが『助け合う』空気感が強く、ログインして他のユーザーと交流するだけで気持ちが落ち着きました。うつの時は『自分は誰にも必要とされてない』と考えがちだったのですが、ECOの世界ではいつも必要としてくれる仲間がいて、そこに救われた部分は大きいです」

   峰岡さんはECOの事業継続について、クラウドファウンディングでの買収や資金提供を含めて、「色々な方法を検討して、どうにかしてゲームを続けられるよう努力してみたい」と話していた。

   一方、ECOを運営するガンホーの広報担当者は18日夕の取材に対し、「今回の件については、取材をお断りしています」とだけ話した。

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