ナイナイ矢部「手足口病」に困った 「子どもの病気」のはずがナゼ

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秋田県北部や京都市内で「警報」レベル

   手足口病は例年、夏を中心に発症が広がり7月下旬がピークとなる。だが2017年は、5月にもかかわらず既に一部地域で流行が始まっている。

   広島県では、第19週(5月8日~14日、速報値)の定点あたり疾患数が1.72人で、過去5年の0.21人と比べると大きく上回っている。広島県感染症・疾病対策センターに取材すると、第15週(4月10日~16日)から目安の1.00人を超え始めたものの注意報や警報レベルには達しておらず、「現状では動向を注視している状況」と説明した。一方、秋田県は第19週で、北部の大館市保健所管内で警報を出していると、秋田県感染症情報センターの担当者は取材にこたえた。京都府でも、京都市右京区、南区、伏見区で警報が出ている。

   手足口病の早い時期の流行について、明確な原因は分からない。前出の耳鼻咽喉科医は、「あくまでも推測ですが」と前置きしたうえで、気温の上昇を可能性のひとつに挙げた。今年は4月以降、全国的に気温が高めの予報が出ている。また近年は居住環境の改善により、保育園や幼稚園は冬場でも温かさが確保されているので、ウイルスの感染力が衰えないのも一因かもしれないと話した。

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