みそ汁に入れたり、玄米と一緒に炊いたり
番組ゲストの中で、エクオール産生菌の割合が低かった女優・沢田亜矢子(68)が、寒天を5日間続けて食べる企画にチャレンジした。
毎日2グラムの粉末寒天を200ミリリットルの水に入れ、加熱して溶かした後、製氷皿に入れて冷蔵庫で固める。1回で一気に食べても、3食に分けても構わない。
初日、沢田はまず「プレーン」の寒天を食べてみた。すると「味がない...」と渋い表情。そこで、固まった寒天の粒を数個コップに入れて、サイダーを注いで一緒に口にした。これが大成功。残り半分は、はちみつを足して食べた。
沢田「これだったら、大丈夫だ。軽いデザートのようにして食べられる」
自信がついた2日目からは、イチゴやミカンを切って「あんみつ」にしたり、「飲むヨーグルト」と一緒にしたりとあれこれ工夫。寒天を使ったアイデア料理にも挑戦し、バラエティー豊かな食べ方を実践した。
その結果、「寒天生活」を始める前はエクオール産生菌の割合は1.6%だったが、5日後には3.35%と倍増した。さらに「善玉菌」のビフィズス菌や酪酸産生菌も増加。結果を見て、腸内フローラの権威で理化学研究所の辨野義己博士は「楽しそうに食べていたのが素晴らしい」と絶賛した。
寒天の生産量で全国一を誇る長野県では、寒天を日常の食生活に取り入れている。細く縮れた「糸寒天」の生産者宅の昼食をのぞくと、水で戻しただけの糸寒天をみそ汁の中に入れて食べ、玄米に寒天を入れた「寒天ごはん」を炊いていた。ごはんは寒天効果で満腹感タップリだという。「いなりずし」の中身は、ごはんではなく長野名産のそばと糸寒天を入れていた。生産者の男性は、かつて体重が92キロまで増えたが、寒天を取り入れた食事にしたところ自然にやせていき、10年間で20キロの減量に成功したという。