菅官房長官「米軍の運用についてコメントは控えたい」
マティス氏が来日したのは2月3~4日。トランプ氏の発言が正しいとすれば、その時点の発表よりも25機以上多いF35が日本上空を飛行していたことになる。ステルス戦闘機はレーダーに探知されにくいこともあり、配備の数が多くてもわかりにくいのではないかという疑念を生む。
今回のトランプ氏の発言に対しては(1)単なる勘違い(2)未公表のF35の運用や配備計画について口を滑らせた、との二つの見方が出ている。
菅義偉官房長官は5月15日午前の記者会見で、
「そうした報道は承知している。ただ、政府として米軍の運用についてコメントすることは控えたい。いずれにしろ、政府としては米軍の部隊と私ども自衛隊と緊密に連携しながら(運用を)行っていることは事実」
と述べ、事実関係の確認を避けた。