「35機が飛行したが、レーダーに探知されなかった」
トランプ氏は、日本をめぐる「機密漏洩」を疑わせる発言でも波紋を広げている。最新鋭ステルス戦闘機「F35」の配備をめぐる問題だ。F35は17年1月18日に岩国基地(山口県岩国市)に10機が米本土以外としては初めて配備された。挑発を繰り返す北朝鮮や、東シナ海で軍事活動を活発化させる中国に対する即応体制を強化する狙いだと考えられている。米軍の発表によると、17年中にさらに6機が配備され、計16機体制になる。
だが、米タイム誌が5月11日にウェブサイトに掲載したインタビューでは、トランプ氏は
「彼ら(日本)はF35を導入し、マティス氏(国防長官)が日本を訪問した際には、そのうち35機が日本上空を飛行したが、レーダーに探知されなかった。上空を飛行し、皆が『どこから来たんだ?』と言っていた。これがステルスだ。かなりすごいだろ?」
などと「35機」という数を挙げながらF35の性能を自慢した。