医療機関に電話で確認するようすすめる
番組終了間際に、健康診断を実施している医療施設の半数ではCRPを細かく測定できる検査を実施していないのでどうしても知りたい人は病院に電話で確認してほしいと、MCの小野文恵アナウンサーが語った点についても、
「CRPをどうしても知りたい場合は電話して確認して調べるように依頼する!? 医療現場大混乱になりませんか」
「あーこれでまた明日、病院に問い合わせが殺到して業務に支障をきたすぞ」
「あーこれでまた明日、病院に問い合わせが殺到して業務に支障をきたすぞ」 と、現場での混乱を懸念するツイートもあった。取材に答えた前述の医師は、「運動をしたり食事に気をつかうといった健康的な生活は、CRPに関係なくすべきこと」としたうえで、
「慢性炎症が不安だから毎月CRPを検査しようなどと考える必要はありません。CRPが心血管疾患(心臓や血管の病気)発症リスクの指標となるという研究は聞いたことがありますが」
と話していた。
J-CASTニュースは5月12日、NHKに対し放送内容に対して視聴者からの反応や意見があったかを確認したところ、個別の問い合わせ件数については回答してないとのことだった。また、前述のようなツイッター上での指摘に対しどのような見解があるかを確認したところ、CRP検査については医療現場で炎症の指標として使われていることを説明し、高感度の検査が普及したことで慢性炎症のような小さな炎症が検出できるようになっていると伝えたと回答。血液検査の数値の内容を知ることが健康維持につながるというのが番組のメッセージだったとしている。