「むくみ」か「肥満」か、舌を見るとわかる
はるな愛「むくみって、怖いんですね。夜になると、消えてなくなるのがむくみで、なくならないのが顔の肥満だと思っていましたが、むくみと肥満はどう違うのですか。何かすぐわかる方法がありますか」
女性外来の先駆者としてデトックスを推進している金沢医科大学の赤澤純代准教授がこう説明した。
「鏡の前で舌をベーと突出して見てください。舌の両脇がツルツルしていれば、むくみはありません。しかし、両脇がデコボコ、ギザギザしていればむくみです。舌は全身の健康状態を表しますから、顔がむくんでいる時は、舌もむくむのです」
さて、OLのエリさんが仕事休みにミネラルウォーターを飲んでいると、女性上司のヨウコさん(51)が、いい香りがするティーカップを持ち、隣に座った。
エリさん「なんですか? いい香りがしますが」
ヨウコさん「シナモンティーよ。あんたのようなサボる部下を持つと、こういうティーでも飲まないと癒されないわ」
ここで、赤澤教授が、ヨウコさんのティーのセンスをこうほめた。
「シナモンには、癒し以外に素晴らしいデトックス効果があるのです。シナモンは、『飲む接着剤』と言われ、肌トラブルの原因になるリンパ管の穴を補修してくれるのです。シナモンの成分がリンパ管の壁に近づくと、壁の受容体Tie2で接着因子が作られ、細胞の結びつきが強くなり、リンパ管の穴がふさがって下水管の役割がよみがえります。ほかにも最近、女子に人気のルイボスティーや沖縄のスパイス、ヒハツ(長コショウ)にも同様の効果があります」