脂肪肝に効く「豚しゃぶ」と「マグロ・タコサラダ」
ここで、西崎教授のアドバイスで考案した、肝臓の機能を高める番組特製のメニューを2つ紹介する。脂肪肝の改善効果もあるという。
【マグロとタコのアーモンドサラダ】
(1)材料(1人前):マグロ(90グラム)、タコ(75グラム)、イカ(45グラム)、アボカド(2分の1個)、アーモンド(10グラム)、レモン汁(大さじ1)、タバスコ(小さじ1)、塩・こしょう(少々)。
(2)作り方:マグロは生のまま使う。タコとイカをオリーブオイルで軽く炒め、レモンが効いた調味料をアボカドと混ぜ合わせる。アーモンドをトッピングして出来上がり。
【豚肉のしゃぶしゃぶ】
(1)材料(1人前):豚肉.(150グラム)、アーモンド(10グラム)、味噌ダレ、白ゴマ(10グラム)、みそ(10グラム)、みりん(15グラム)、だし汁(大さじ2)。
(2)作り方:ゆでた豚肉に、すった白ゴマを加えた味噌ダレをかける。アーモンドを添えて、出来上がり。
この料理のどこが脂肪肝にいいのだろうか。
西崎教授「使われている食材は、実際の肝臓の治療にも使用されるものが含まれています。タコに含まれているタウリン。マグロと豚肉に含まれるバリン・ロイシン・イソロイシンは、分岐鎖アミノ酸と呼ばれるのですが、要するに肝臓にいい良質のタンパク質です。また、両方のメニューに入っているのがアーモンドに多いビタミンEです。ビタミンEは、現在、脂肪肝の治療に実際に用いられており、非常によく効くことが分かっています」