モテモテ宅配ボックス 「多機能型」にも集まる期待

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受取時に電子決済できるロッカーも

   また、通勤途中の駅や買い物に行った先の商業施設で荷物を受け取れる宅配ボックスが、急速に普及している。ヤマト運輸は、2016年から都市部の駅や商業施設に宅配ボックスを設置しており、2022年までに全国5000か所に設ける計画を前倒しする方針だ。日本郵政も駅などに設置を進めている。

   代金着払いができない宅配ロッカーの弱点を克服する取り組みもある。両替機などのメーカー、グローリーは、受取人が荷物を取り出す際に電子マネーのICカードで決済できるようにしたロッカーを開発した。

   さらに、ヤマト運輸とディー・エヌ・エー(DeNA)は17年4月から神奈川県藤沢市でユニークな実用実験を始めた。保管ボックスを備えた専用の電気自動車を走らせ、客は指定した時間と場所で荷物を受け取れる。公園で子供を遊ばせている最中などでも受け取りは可能だ。スマートフォンから10分刻みで配達時間を指定することができ、到着3分前には通知があるという。当面は人が運転するが、自動運転化も視野に入れている。

   多様な宅配ボックスはドライバーの疲弊解消につながるか、多方面から注目が集まっている。

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