これでも信じる?血液型診断 専門家「科学的根拠なし」とバッサリ

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【林先生が驚く初耳学】(TBS系)2017年5月7日放送
「GWの体重が肥満の分岐点★血液型診断」

   「あなたA型でしょ」「やっぱりO型だと思った」――。身近な人とこのような会話を交わした人は多いのでは。

   血液型を基にした性格判断や「占い」は、本や雑誌、ウェブサイト上にしばしば登場する。発祥は日本だが、科学的な研究データに基づいたものではないという。

  • 日本発祥だが、その信ぴょう性は…
    日本発祥だが、その信ぴょう性は…
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90年前に行われた「親族調査」

   番組ゲストの中で、アイドルグループ「Sexy Zone」の中島健人は、「几帳面」とされるA型のため「いつも部屋きれいでしょ、と言われる」そうだ。また「変わっている」と評価されがちなAB型の女優・吉本実憂は「私もよく変わり者と言われます」と明かした。

   聖徳大学心理・福祉学部講師で心理学博士の山岡重行氏は、血液型性格判断について、「はじめは11人の調査から始まりました」と説明した。1927年、東京女子高等師範学校(現・お茶の水女子大)の古川竹二教授が、親族11人に対して聞き取り調査を行い、性格の分類を行なったのだ。するとたまたまA型は消極的、B型とO型は積極的な人が固まった。親族にAB型がいなかったので追加で調査し、「内面はA型だが外面はB型」という結果を出した。

   1900年ごろ、世界各国の血液型調査で西洋はA型、東洋はB型が多いと分かった。実はゴリラやウシといった動物にB型が多いため、ドイツのE・フォン・デュンゲルン博士が「東洋人は野蛮」と決めつけた。これに反発した古川教授が行ったのが「11人の調査」というわけだ。

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