「赤ら顔」の女性はお酒を控えよう 謎の皮膚病で「だんご鼻」の危険が

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白ワインとウィスキーが危険、赤ワインはいい?

   飲むアルコールの種類別に比較すると、特に白ワインとウィスキーなどの蒸留酒が発症リスクを高めることに関係していることを発見した。赤ワインは、統計上、発症リスクにはまったく関係がなかったという。

   研究チームのアブラ・クレッシュ博士は、こうコメントしている。

「飲酒が酒さの発症を高めるのは、アルコールが免疫力を弱め、血管を拡張させることで、肌の発赤や発疹を引き起しているからだと考えられます。赤ワインは、これまで酒さの引き金になるのでは考えられてきましたが、豊富に含まれているポリフェノールやフラボノイドの抗酸化力が発症を防いでいる可能性があります。一方、白ワインや蒸留酒はアルコール濃度が高いうえ、フラボノイドなどを含んでおりません」

   ただし、クレッシュ博士は赤ワインを勧めているわけではない。ヒスタミン(花粉症の原因物質の1つ)なども含まれており、肌が紅潮する原因にもなるから、「酒さと思われる症状が出ている人は、(赤ワインも含め)アルコール類を制限して皮膚科専門医を受診してほしい」と呼びかけている。

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