YOSHIKIを苦しめる頸椎ヘルニア 有名アスリートを引退に追い込む

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長時間スマホが温床になる恐れ

   頸椎ヘルニアを抱える著名なアスリートは、ほかにもいる。プロ野球、読売ジャイアンツの阿部慎之助選手(38)は2015年に症状を悪化させ、捕手から一塁手としての出場が増えたが、この年の打撃成績は前年と比べて大きく落ち込んだ。翌16年は、出場試合数が91試合と減ったものの、打率は規定打席未到達ながら3割を超えた。17年シーズンも内野手として登録、出場している。

   フィギュアスケートで2006年のトリノ五輪男子、14年のソチ五輪団体金メダリスト、ロシアのエフゲニー・プルシェンコさん(34)は、ソチ五輪後の16年に頸椎ヘルニアの手術を受けた。一時は18年の平昌五輪を目指すと表明していたが、17年3月31日に引退した。

   福岡市の整体院「かんなり治療院」のウェブサイトによると、頸椎に負担がかかるスポーツとして、前傾姿勢で顔を上に向けた状態が続く自転車競技、打撃による衝撃がある格闘技やアメリカンフットボール、ラグビーがあるという。さらに日々のデスクワークで、本来はやや前に湾曲している首の骨が直線状になる「ストレートネック」の人がマラソンやランニングをすることにより頸椎ヘルニアのきっかけになることがあるという。

   アスリートに限らず一般人でも、スマートフォンを長時間いじったり、ガーデニングや読書で前かがみの姿勢を続けたりすると、頸椎ヘルニアにつながる恐れがあるので注意が必要だ。

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