YOSHIKIを苦しめる頸椎ヘルニア 有名アスリートを引退に追い込む

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   ロックバンド「X JAPAN」のYOSHIKIさんが、首の緊急手術を行うと公式サイトで明かした。激しいドラムプレーで2009年に頸椎椎間孔狭窄症と診断され手術を受けたが、今から半年ほど前から頸椎の椎間板ヘルニアが悪化した。

   スポーツ選手に多く見られる症状で、引退に追い込まれた人もいるほど、悪化すれば深刻だ。

  • キンタロー。さんは頸椎ヘルニアで社交ダンス講師を退職したという(2014年J-CASTニュース編集部撮影)
    キンタロー。さんは頸椎ヘルニアで社交ダンス講師を退職したという(2014年J-CASTニュース編集部撮影)
  • キンタロー。さんは頸椎ヘルニアで社交ダンス講師を退職したという(2014年J-CASTニュース編集部撮影)

元阪神・赤星はダイビングキャッチを試みて...

   YOSHIKIさんの公式サイトには、「頸椎椎間板ヘルニアの悪化で、手・腕に麻痺・強度のしびれなどの症状が表れ、すでに演奏にも支障をきたしていました」「今のYOSHIKIの首の状態は、まるで引退を余儀なくされたラグビー選手のような強烈なダメージの受け方」とある。相当重症のようだ。

   日本整形外科学会のウェブサイトで調べると、30~50代に多く、スポーツだけでなく姿勢の悪さが誘引することもある。椎間板が飛び出す場所により、神経根や脊髄、もしくは両方を圧迫する。神経根の障害として首や肩、腕に痛みやしびれが、また脊髄の障害として足のもつれや歩行障害が出ることがある。

   YOSHIKIさんの手術を報じた2017年5月11日放送の情報番組「ビビット」(TBS系)は、頸椎ヘルニアで人生の進路が変わった2人の著名人を紹介した。ひとりは、野球解説者の赤星憲広さん(41)。阪神タイガースの外野手として活躍していた2007年に初めて症状が出た。医師から激しいプレーを避けるよう忠告されていたが、09年9月12日の試合で、守備の際にダイビングキャッチを試みて起き上がれず、背負われてベンチに下がった。これで首の症状が悪化、プロ野球選手として回復の見込みが難しくなり、同年12月に現役を引退した。

   もうひとりは、お笑い芸人の「キンタロー。」さん(35)だ。芸人に転身する前に長年続けていた社交ダンスを諦めた理由が、重度の頸椎ヘルニアだった。最初は寝違えのような感覚から、次に右手の親指のしびれが発生し、それがある日激痛に変わった。今も芸風のひとつにキレのよいダンスがあるが、首を後ろに反って圧迫する動きは避けているという。

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