「ほらまた『都内』。『都内』って」
大吉さんは自ら「地方」と口にしたことを改めて気にし、「僕もみんなに流されてというか、影響されて『地方』と言うこともあるので、『あーダメだダメだ』って思うこともあるんです」と反省した。そこでようやくGWの話に戻るのだが、大吉さんは「東京以外に行く仕事が今までのGWは多かったですけど、今年は本当にずっと都内...」と言ったところでまたも自身の発言に立ち止まった。
「ほらまた『都内』。『都内』って」
素っ頓狂な声でそう繰り返すと、「まあ『東京都内』になるんですけど、じゃあ福岡におる時お前『市内』とか『県内』とか言ってた?とかってなりますからね。言葉は気を付けないといけないですね」と再び反省していた。
東京に対して「地方」と言われると、どうも「下に見られている」という感覚を持つ人はインターネット上でも少なくなかった。ネット掲示板2ちゃんねるで今回の大吉さんの話が取り上げられると、議論が始まった。
「大阪人の俺が東京に行って東京の奴らに地方と言われるとムカつくし『上京してきたの?』と言われるのも癪にさわる」
「人と会った時に名前呼ばずにおい男、おい女と呼ぶみたいなもの」
「東京の人間は全部自分が中心だからな。自分とその他だから」
大吉さんに同調するこんな言葉が続々と書き込まれたが、一方で異を唱える声も多い。
「地方っていう言葉に劣等感抱きすぎ」
「東京都だって地方自治体だし、別に...」
「東京自体が地方民と外国人の集合体みたいなもんなんだから仲良くやれよ」
中には「東京に対しての地方じゃなくて、中央に対しての地方だからな。中央政府が東京にあるだけ」と諭す向きも出ていた。