東京以外を「地方」と一括りにすることについて、お笑いコンビ「博多華丸・大吉」の博多大吉さん(46)が不満を表した。大吉さんは、ラジオで「誰か変えてくれないかね」「はっきり県名言えばいいじゃんね」と物申したのだ。
これを受けてインターネット上でも議論。「東京の人間は全部自分が中心だからな」「地方っていう言葉に劣等感抱きすぎ」と意見は割れている。
「福岡に住んでたころからちょっと嫌だった」
幼児の頃から長らく福岡県暮らしをしていた大吉さんは、2017年5月10日放送のTBSラジオ「たまむすび」に出演し、ゴールデンウィーク明けということでパーソナリティーの笹川友里アナウンサー(26)から「どう過ごしたか」と話題を振られた。「いや特に(どこにも行っていない)。今年は劇場より収録をやっていたので。これまではいろんな地方とかね」と話した大吉さんは、ハッと気づいたように「東京」に対する「地方」という呼び方への違和感を語り始めた。
「地方出身の私が『地方』なんて言うのも本当にね...『お前はいつから東京に染まった』なんて言われそうですけど。この言い方、誰か変えてくれないかねそろそろ。自分が福岡に住んでた頃からちょっと嫌だったの。東京の芸能人がこっちの方を向いて『地方』って言うのが。何だ『地方』って」
神奈川出身の笹川アナは「地方というのが別に『東京よりも栄えていない地域』という意味ではないけれども、なんか『東京』と『地方』ってちょっとこう、心地よくない時もありますよね」と応じると、大吉さんは「うんうん」と相づちを打ち、苦笑いしながらこう続いた。
「それなりの人が言うならいいけど、昨日今日出てきたようなグラビアアイドルの人とかがさ、『昨日は地方で』とか言ったら、『てめえの地方ってどこの地方だこの野郎!』とか...」
対案として笹川アナが「『九州地方』とか『北海道地方』と言うようにすれば...」と話すと、大吉さんは「というか、はっきり県名言えばいいじゃんね。『昨日福岡に行ってきて~』とか『宮城県に行ってきて~』とか」と遮った。笹川アナは「まとめちゃうから(いけないのか)」と分析し、大吉さんは「結局『地方に行ってきた』って言う奴は、東京とかそういうところの方が上だと思ってて、『東京で活躍できてる俺はすげえ』って思ってるんじゃない?」と問いかけた。