がん闘病生活を送っているフリーアナウンサーの小林麻央さん(34)が、皮膚の下に点滴用医療機器を埋め込むための手術をしたとブログで明かした。自宅での療養生活に備えるためだといい、ファンらから「1日も早いご退院を」などと激励が相次いでいる。
体調を崩して2017年4月22日から入院中の麻央さんは、腕の血管から炎症を抑える抗生剤などの点滴を受け続けていた。
「酸素吸入機の準備もよし!介護ベッドの準備もよし!」
5月11日に更新したブログによると、医師が点滴に使える血管を何度も探し出してくれたが、腕だけでは限界もあったという。そこで、鎖骨近くの皮膚の下に「ポート」と呼ばれる点滴用医療機器を埋め込む手術に踏み切ることにした。
この医療機器は、ポート本体に接続した管のカテーテルを静脈などに入れて、栄養分のある高カロリー輸液などを注入するのに使われる。
手術を終えた麻央さんは、「親知らずの抜歯の時のような最初の局所麻酔の痛みだけで、怖くなかった」「まだ少し痛みが残っていますが、馴染んでくるはず」と感想を書いている。
そして、在宅治療の点滴に利用できるとして、退院に向けて準備を進めていることを明らかにした。「酸素吸入機の準備もよし!介護ベッドの準備もよし!
在宅治療の準備もよし!あとは! いつ退院できるかな。家の空気が恋しい」と帰宅へ向けた思いを書き込んだ。11日朝には、腕からの点滴を止めたといい、「今日からは、ポートの血管が大活躍です。よろしくお願いしますの新しい気持ちです」とつづっている。