人気ロックバンド「X JAPAN」リーダーのYOSHIKIさん(51)が、首を再び痛めて「緊急手術」を行うと発表した。それでも、日本で予定されているツアーについて、「やるつもり」と意欲を見せている。
「首振りすぎ」「普通にドラム叩けば?と思うけど」「きっとあそこまでやらないとYOSHIKIじゃないんだろう」。
緊急手術が2017年5月9日に発表されると、ニュースのコメント欄などでは、ファンから心配する声が上がるとともに、こんな指摘も相次いだ。
身体を酷使する激しいドラムプレイで
YOSHIKIさんの公式サイトによると、「身体を酷使する激しいドラムプレイ」のため、YOSHIKIさんは、09年7月に頸椎椎間孔狭窄症と診断され、頸椎椎間孔切除などの手術を受けた。そして、半年前からは、頸椎椎間板ヘルニアが悪化し、手などが麻痺するようになり、演奏にも支障を来した。
ピアニストとして1月に東京フィルとともに米カーネギーホールで行ったコンサートでは、演奏を最後まで続けたが、すでに左手の感覚を失っていた。
日本の医師からは、「首の状態は、まるで引退を余儀なくされたラグビー選手のような強烈なダメージの受け方」「肉体的にも精神的にも限界がきている」と言われたという。
「尋常ではないスケジュール」をこなしたことで、症状が悪化したとみられている。
実際、YOSHIKIさんは2月、「誰か起こして...」とのコメントとともに、分刻みで動くストイックな生活ぶりをインスタグラムで報告していた。
公式サイトでは、日米双方の医師と何度も協議を重ねた結果、「このままではアーティストとして再起不能になる」(主治医)と判断し、2回目は頸椎人工椎間板置換を選んで手術を行うことにしたと説明している。手術は、米国時間の5月16日に米ロサンゼルスの病院で行う予定。