父親・貞彦さん「ちょっと重すぎなんですよ」
9日放送の「グッド!モーニング」(テレビ朝日系)では稀勢の里の父親・貞彦さんに取材している。夏場所への「一番の課題」として「体重」をあげ、「ちょっと重すぎなんですよ。184キログラムまでいっていますけど、かなり重いですよね。食欲をいかに制限するかが難しい」と指摘。さらには「今回のけがの一因も体の重さにありますよ」と、体作りを不安視した。
稀勢の里の体重は3月場所時点では175キロだったが、5月2日の体重測定で184キロと9キロ増加している。
だが、元NHKアナウンサーとして長く大相撲実況を務めた杉山邦博氏(86)は同番組で「(けがの後も)毎日土俵に下りて四股を踏み、すり足をし、稽古をやってきた。食事制限も考えて毎日やった。体は万全で作っていると思う」と肯定的な見方をしている。
大相撲力士にとって体重はどれくらいが良いとは一概に言えないが、現在前頭9枚目の逸ノ城がかつてダイエットをしたことがある。16年11月の九州場所を前に、最大214.7キロ(193センチ)あった体重を185キロにまで減らした。
万全か万全でないか。夏場所は14日から始まる。