東京都や神奈川県内のJR京浜東北線で、急病人が続出するなどして電車が遅れ、駅に人があふれる事態になった。ほかの首都圏各線も遅れがあったといい、ツイッター上では「連休明けからぐったり」といったぼやきが相次いだ。
「本日、京浜東北線内にて具合の悪いお客さまが『多数』いらっしゃったため、電車が遅れております」
大井町、蒲田、品川、新橋、横浜で
ツイッター上の情報によると、京浜東北線では、ゴールデンウィークが明けた2017年5月8日朝、こんな内容の車内アナウンスが流れていた。
急病人が出たのは、少なくとも5駅に及んだ。都内では大井町、蒲田、品川、新橋、神奈川県内では横浜だという。同じ駅で2人も急病人が出たとの情報もあった。
急病が多かった理由としては、GW明けの出勤で体調を崩すなどしたのではないかとの指摘があった。また、電車の遅れで車内が満員状態になり、気分が悪くなる人が連鎖したといった憶測も出ていた。
京浜東北線ではさらに、線路に落とし物をする人が相次いだ。都内の赤羽駅ではバッグを、横浜駅では松葉杖を落とす人がいたという。
非常ボタンが押されたり、駅で救護活動がされたりして、上下線で最大40分の遅れが出た。
この影響で、駅に人があふれ、ツイッター上では、その様子を写した写真が次々に投稿された。
「連休明けからぐったり」
「大森駅入場規制かかってたし、連休明けからぐったりですわ」
「大井町の京浜東北線ホーム地獄w」
「ただでさえ気だるい連休明けなのに」
ツイッター上では、こんな溜め息が漏れていた。
ほかの首都圏各線でも、非常ボタンが押されたり救護活動がされたりするなどして、10前後の路線で遅れが出たという情報が流れている。
JR東日本東京支社の広報課では5月8日、J-CASTニュースの取材に対し、次のように説明した。
「京浜東北線では、複数の駅で急病人が出たり、落とし物があったりしており、こうしたことが重なって遅れたのは事実です。ゴールデンウィーク明けのデータなどはなく、それだから運行が乱れたと一概には言えないと考えています」