日本人の死因第3位の肺炎 苦しむ高齢者に緩和ケアも選択肢

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「見ているこちらがつらくなるほど衰弱」

   誤嚥性肺炎に限らず肺炎の特徴的な症状は「発熱」「せき」「たんが出る」などが挙げられるが、患者を特に苦しめるのは酸素低下による呼吸不全だ。高齢になるほど身体機能の衰えも大きく、人工呼吸器がなければ呼吸ができないほど悪化する例も少なくない。末期がんの父親が肺炎も併発して苦しんだという60代の女性は、「見ているこちらがつらくなるほど衰弱していた」と話す。

「直接の死因はがんでしたが、ただでさえがんで体力が低下しているところに肺炎でさらに弱ってしまい、もうろうとした状態で苦しみながら亡くなった姿を思い出すと、もっと早い段階で緩和ケアなどを考えてあげればよかったと思うこともあります」
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