「我慢しない」がダイエットの王道 糖質控えて食べたいものを食べる(前編)

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1日1食より3食きちん食べた方がやせられる

   血糖値スパイクの不思議さは、食事の回数にもあらわれる。山田教授は、次の3つの食事の仕方によって血糖値スパイクと消費エネルギーが違うことを実験で調べた。

(1)朝昼晩をきちんと食べる:朝食(400キロカロリー)+昼食(800キロカロリー)+夕食(1000キロカロリー)=計2200キロカロリー。
(2)朝食を抜く:昼食(800キロカロリー)+夕食(1000キロカロリー)=計1800キロカロリー。
(3)夜にだけドカ食いをする:夕食(1000キロカロリー)。

   その結果、(1)の3食きちんと食べる方法が、摂取カロリーは一番多いが、血糖値の上昇もゆるやかで、消費エネルギーが一番高く、ダイエット効果に一番適していることがわかった。一番悪いのは、(3)の摂取カロリーは低いが、ドカ食いだった。

   やしろ優「今日はロケでたくさん弁当を食べるから、朝は抜こうとするのはよくないのですか」

山田教授「はい。長い時間をあけてドーンを食べると、血糖値が急上昇します。我慢して1食抜いても損をするだけ。規則正しく食べることが大事です」

   では、具体的にどんな食べ方をすると、よいのだろうか。後編に続く。

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