ドローン新時代(中) イノシシを追い払え

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飛行機型ドローンも登場

   会場を歩いていると、人の絶えない小さなブースがあった。韓国系企業の「KEVAドローンJapan」だ。

   展示されていたのは、まるで飛行機のようなフォルムのドローンだった。その名も「KD2マッパー」。機体は圧縮発泡スチレン、これにプロペラが取り付けられた構造となっている。

   飛ばすときには、機体を持ち上げて、ちょうど紙飛行機のように前方に向けて「投げる」。あとは、あらかじめ指定したルートのとおりに飛行してくれる。

   ドローンといえばいわゆる「マルチコプター」型が主流だが、こうした「翼のついたドローン」も最近、徐々に注目を集めている。たとえば大手のParrotは、2016年9月に「Parrot Disco」を発売した。ビックカメラ新宿西口店のドローン売り場でも見かけたが、その特徴的なフォルムはひときわ目を惹く。

   こちらの「マッパー」はその名の通り、地図の作成に特化した機体だ。基本的に法人向けで、お値段も200万円弱を想定しているそうだが、性能では他社の製品には負けない、と担当者は胸を張る。

「翼があることで、風の影響を受けず安定して飛ぶことができます。また機体は軽いので、その分バッテリーを多く積め、1時間以上の飛行が可能です」
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