流しそうめんマシン巨大化 今度は「走麺距離」5メートル

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   流しそうめんマシンが売行き好調につき、巨大化させ......過ぎました!?――玩具メーカーのタカラトミーアーツ(東京・葛飾区)が、走麺(そうめん)距離(麺が走る距離)5.0メートルにも及ぶ新製品を発売した。

   その名も、ウォータースライダー型流しそうめんマシン「ビッグストリーム そうめんスライダー エクストラジャンボ」。走麺距離3.6メートルの前作マシンが売行き好調だったため、より巨大化させた。社内でも「いくら何でもデカ過ぎるか?」との声も出たそうだが、「SNS映え」などを考慮し、結果的に「迫力ある自信作」(同社広報)となったと胸を張っている。

  • これが「流しそうめん」のニューマシンだ(写真はタカラトミーアーツのプレスリリースより)。
    これが「流しそうめん」のニューマシンだ(写真はタカラトミーアーツのプレスリリースより)。
  • これが「流しそうめん」のニューマシンだ(写真はタカラトミーアーツのプレスリリースより)。

麺をワープさせる仕掛けも

   今回の新マシンは、本体が高さ76センチ(最高高低差73センチ)、長さ(幅)は最長1.2メートルにも及ぶ。1番上の「頂上水路」から流れ落ちるそうめんは、すぐにクルクルクルと3回転しながら下降し、一気に直線コースを流れ落ちる。その先では、さらに1回転したうえで、最後の直線へ。そうめんは、最初の直線コースの下を逆方向に戻ってくる形となる。これで走麺距離は5メートルに達する。

   マシンのデザインは、プールのウォータースライダーで知られる「東京サマーランド」(東京・あきる野市)が監修した。そうめん水路の途中で、麺をワープ(近道)させる仕掛けも新たに設けた。乾電池を使い、水路の水は循環する。

   前作の「ビッグストリーム そうめんスライダー」は、2016年6月に発売。走麺距離3.6メートルで、高さ58センチ(最高高低差56センチ)、長さ75センチの本格派だった。発売後ほどなくして売り切れたため、急きょ追加生産したが、それもお盆前には完売してしまった。

   そして今年、2017年。より大型化させ、4月27日に発売した。前作より「一回り」大きくしようと開発に着手したが、「一回り以上」大きくなり、社内では、「いくら何でもデカ過ぎるか?」との声も出たという。しかし、同社広報によると、SNS用の写真に使われる場合の「SNS映え」も追求したり、パーティーなどでの盛り上がりに「よりインパクトを与えられるように」と工夫したりした結果、この大きさに落ち着いたとして「迫力ある自信作」になったという。

世界流しそうめん協会「大人からも『初めてやった』と喜ばれる」

   希望小売価格は1万6800円(税別)。部品は25種(約40パーツ)に分かれており、持ち運びできる。購入時の箱は、縦横いずれも44センチ、幅27センチ。プラスチック製のため「重くない」そうだ。遊び心と実用性を兼ね備えているとして、「世界流しそうめん協会」(京都府井手町)の「公認」も受けている。

   同協会は、流しそうめんの魅力を広く発信しようと、2012年に設立された。竹で作った「流しそうめんセット」のネット販売も行っている。メインの水路(レーン)と、水路を支える竹の三脚のセットになっており、「(水路)1.5メートル、三脚2組」で3980円(税別)、「3メートル、三脚3組」で6900円(同)。

   セット販売以外にも、協会スタッフがイベント会場などへ出向いて「流しそうめん」の装置を設置、実演するコースもある。実費の他、出張費がかかる。具体的には同協会に問い合わせて欲しいとしている。

   同協会の上田悠貴会長に「流しそうめん」の魅力を質問すると、

「みんなでワイワイと賑やかに楽しめます。各地で実演する際、大人の人たちからも『初めてやった』と喜ばれることが多いですね。もっと多くの人に体験して欲しいです」

との答えが返ってきた。

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