どれだけ浸透しているか、調べてみた
J-CASTニュース記者は5月2日、実際に都電に乗り、新愛称がどれだけ浸透しているか調べてみた。王子駅前停留所から乗り込むと、ドア上の路線図に「東京さくらトラム(荒川線)路線図」のシールが張られていた。ドアには、荒川線のマスコット「とあらん」が描かれている。「『と』でん『あら』かわせ『ん』」から4文字を取ったキャラクターだ。この子も「さくらん」とか「とらむん」に改名するのだろうか。
新庚申塚停留所は、近くの西巣鴨駅(都営三田線)と、徒歩で乗り換えできる。同じ東京都交通局の管轄とあって、西巣鴨駅の構内には目新しい「東京さくらトラム(荒川線)」の看板が設置されていた。一部出入口には「都電荒川線」のままの案内板があったが、ほとんどが「都電」無しになり、英語表記も「Arakawa Line」から「Tokyo Sakura Tram」へ修正されている。定着に向けた、都の本気度が見て取れた。
なお「東京さくらトラム」沿線には、飛鳥山公園(北区)など桜の名所だけでなく、バラも多く植えられていて、見ごろを迎える5月には期間限定の「都電バラ号」が走る。