ブラックジャックで学生殴打事件 「漫画本で?」と誤解も

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「ムチと警棒の中間のようなもの」

   そもそも、ブラックジャックという護身具はどんなものなのか。西洋甲冑や刀剣などを販売する「武器屋」(埼玉県寄居町)の担当者は5月2日のJ-CASTニュースの取材に、

「革などでできた袋状の護身具で、中に砂などを詰めて棍棒のように使います。持ち手の部分にバネが埋め込まれているものも多く、その分『しなり』が効くので威力が上がる仕組みです。いわば、ムチと警棒の中間のようなものと考えていいと思います」

と話す。威力は警棒よりは少し落ちるものの、「当たり所が悪ければ大けがにつながることもある」という。

   また、護身術の専門団体「護身術ネットワーク」(東京都練馬区)の担当者は取材に対し、

「普通の長細い巾着袋のようなものに、砂やコインを詰めたものもブラックジャックと呼ぶ場合があります。こちらは、遠心力を利用して叩くので、かなり強力な護身具といえます」

と話す。実際、同団体の通販サイトではブラックジャックを取り扱っており、価格は使い方の説明DVD付きで3000円(税込、送料別)。ただ、販売ページの商品説明欄には、

「強力な護身具です。ふざけ半分での使用はおやめください」

と書かれていた。

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